20代の女性から恋愛相談をされた。
1時間ほど話を聴いて、「自分の問題だけでも大変なのに、相手の問題まで背負うというのはどうなんだろう。まずは自分と相手の問題を切り離して自分に専念しては?」とついアドバイスしてしまった。
すると、「上から言われているようで嫌な感じ」と言われてしまった。
最近の若い方は、年上から苦労話や武勇伝、望んでいないのにアドバイスされたり、知らないことを聞かされるとマウントを採られているようで不快を感じると聞いたことがあった。
どうやら知らずにマウントを取ってしまったようだ。
どうやらこのようなストレスを感じるのは自己評価が低いせいらしい。
ニイチェのルサンチュマンのこれの事か、と思った。
ルサンチュマンとは、弱者の強者に対する憎悪をみたそうとする復讐心が、内攻的に鬱積した心理。
言い換えれば、無力感からくる復讐心。逆切れのようなもの。
ルサンチュマンは、喜びを感じる力を弱くしてしまう。
教わる喜び、知る喜び、挑戦する喜びなどを弱めてしまう。
いずれにせよ、老婆心と言え望まれていないのにアドバイスしてしまった私も配慮が足りなかった反省中。
日頃は評価せず寄り添うことを心がけているが、まだまだ未熟者と気づかされた出来事でした。
感謝、感謝