三大欲求と言えば、一般的には「食欲・性欲・睡眠欲」を指します。
ところが最近では、交際に至ってもキスはもとより手も握ってくれないという相談が無受けられます。う。
中には、真剣交際で「寝室は別に、セックスもなしで」と言われ、プロポーズを断念した館員もおりました。
中高年のお方でしたので、「性的に嫌な経験をされてトラウマになっているのではないですか」とフォローしましたが、若い方でも他人に対して性的欲求をまったく抱かない人が結構いるそうです。
「性的指向と性自認の人口学」の調査の一環で大阪市民を対象にセクシャルマイノリティに関するアンケートを実施されましたが、このアンケートで「誰に対しても性愛感情を抱かない『アセクシャル・無性愛者』」と回答したのは、全回答者の0.8%にあたる33人でした。
結婚相談所のウェブ会議で伺ったところ、アセクシャル的傾向を持つ会員は女性会員に多いようです。もっとも結婚カウンセラー・仲人の方は女性が多いので、女性の方が本当の気持ちを言いやすいのかもしれません。
男性は対面もあるので自分の性癖を人に相談しにくいのかもしれません。
私たち結婚をサポートする者たちは、会員や相談者にもっと安心できる場を提供し、心を開ける関係を築いていけるよう努力していきたいものです。
このような会員に対しては、仲人的な手組でのお見合いが有効のようです。
※アセクシャル(エイセクシュアル・Asexual)の意味は、「誰かに恋愛感情も性的欲求も抱かない人」のこと。「Aセクシャル」や「無性愛」とも呼ばれる。
※ノンセクシャル(ノンセクシュアル)は、恋愛感情を抱くものの、性的欲求を抱かないセクシャリティです。つまり、アセクシャルとノンセクシャルの主な違いは、他人に恋愛感情を抱くかどうかです。
アセクシャルと言っても、結婚への考え方は多種多様。アセクシャルのなかには結婚に関心がある人もいれば、結婚願望がない人もおり、結婚しなくてもパートナー探しはしたいという考え方もあります。
まずは,ひとりで悩まず、ご相談を。
当相談所は、秘密を厳守しますのでご安心を。