武田信玄や西郷隆盛の「信玄」「隆盛」は戒名とは知りませんでした。
出家者として名乗る名前が、死者につけられるようになったのは江戸時代から定着したそうです。
現在でも仏教に受戒すれば生前戒名を授かれます。
一番驚いたのは、戒名がたった2文字であることです。
「陽光院天真寛裕大居士」なら、「寛裕」が戒名です。
頭の部分の「陽光院」は院号で、次の「天真」は道号といてその人の人柄を表す部分です。
最後の「大居士」は位合で位を表します。
宗派によって付け方は幾分異なるようですが、いずれにしても戒名は漢字2文字です。
ちなみにこの戒名はどなたのものかおわっかりですか?
有名な芸能人お方で「裕」の字の付く人です。
答えは後ほどとして、戒名の意味や歴史を知るとなぜ戒名が必要なのかわかってきます。
そして宗派についてもそれほどこだわらなくてもよいことがわかります。
祖先の戒名を知ることは自分のルーツを知ることにもつながります。
人生に迷ったら、ご両親や祖父母の戒名を解読してみるのもよいかもしれません。
多くの人とのご縁でこの世に生を受け今があることに気づけば、決して一人で生きてきたのではないことがわかります。
時として、ひとりぼっちでいるかのように感じている方るかもしれませんが、連綿と引き継いできたものがあるはずです。望んで行動すれば、あなたのご縁もこれから広がっていくことでしょう。
興味を持った方は「戒名を自分で付けてもいいですか?」(三浦尊明緒、青娥書房)を一読されることをお勧めいたします。
※「陽光院天真寛裕大居士」は石原裕次郎氏です。
業績と人柄が伝わる戒名ですね。
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