婚約者がいる男性の親が認知症になってしまい、彼は親の介護のために婚期を逸した方がいた。
結婚をした後なら覚悟はついたのだろうが、婚約者に迷惑をかけたくないといいう彼なりの優しさだったのかもしれない。
こういった話は、決して人ごとではない。
65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることがわかった(厚生労働省研究班の調査)。予備軍を入れると、高齢者の4人に1人という割合になる。
また、若年性認知症は推定で4~5万人といわれている。
認知症の原因になる病気と生活習慣
認知症の原因には、病気やストレスなどさまざまな要素があり、まだ明らかでない部分もあるが、原因になることがわかっている病気は次の通り。
・アルツハイマー病
・パーキンソン病
・ピック病
・びまん性レビー小体病
・ハンチントン病
・ALS症状を伴う認知症
・大脳皮質基底核変性症
・甲状腺機能低下症
・下垂体機能低下症
・欠乏症(ビタミンB1、ビタミンB12、ナイアシン(ニコチン酸)の欠乏による)
・低血糖症
・クロイツフェルト・ヤコブ病
認知症の原因となる生活習慣としては、偏った生活、運動不足、アルコール、たばこなどがある。
ご両親が元気なうちに家庭を持たれることお勧めするが、家族の誰かが認知症になってしまった場合、一人で抱えず、「オレンジサロン」を利用することをお勧めする。
オレンジサロン(認知症サロン)とは
認知症の人やその家族を中心に誰もが参加できる、つどい・いこい・社交の場です
お問い合わせ先は
公益社団法人 認知症と家族の会 栃木支部
〒321-3235 宇都宮市鐺山町984-6
TEL&FAX 028-667-6711
認知症の家族のための電話相談
TEL 028-621-1122
毎週 月~金(祝日除く)13:30~16:00
また、#宇都宮にはオレンジサロンが3か所もあるので、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
コメントをお書きください