「配偶者控除」から「夫婦控除」へ?
政府税制調査会は「配偶者控除」の見直しをめぐり、新たな夫婦控除」への切り替えなどを検討。
配偶者控除は、たとえば妻の年収が103万円以下なら夫の収入から38万円を差し引いて所得税を計算し、税の負担を軽くする仕組みだが、妻のの年収が103万円を超えると段階的に差し引ける控除額が減る仕組みになっている。それが女性の働き方を抑えてしまう「103万円の壁」となっている。
「税金で取られるくらいなら、仕事を減らそう」「無理して働くのはばからしい」と考える人は少なくない。
斎藤ひとりさんの様に「たくさん稼いで、たくさん納税しよう」という人はまれのようだ。
見直し5案とは、
①配偶者ではなく「夫婦」に控除枠を設け
②所得制限を設け
③夫婦の所得控除額を一定にし、
④夫婦の税額控除を一定にし、
⑤配偶者控除を撤廃する。
上記の案により、次のことが懸念される。
①専業・パート主婦世帯は増税になってしますのでは。
②高所得世帯も増税になるのか。
③夫婦間の収入格差により負担が異なりそうだ。
④女性の働く意欲はどうなるのか。
⑤所得税全体の根本的な見直しとなりそうだ。
建前は何であれ、国は税収入のアップを望んでいるのだろうから、きっと多くの人に負担がのしかかってくるのは間違いなさそうだ。でも、そんな負担を跳ね返し、本来の働く喜びに目覚め、さらに多くの収入を得る人が増えることを望んでやみません。
人は人の役に立ってこそ、喜びも生きがいも得られる生き物なのですから。
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