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宇都宮結婚相談所 代表 ブライダル・セラピスト 益子浩二

宇都宮結婚相談所 代表
ブライダル・セラピスト
結婚相談士
益子浩治

お問い合わせ先 宇都宮結婚相談所(miyakon)〒320-0049 栃木県宇都宮市一ノ沢町285-41 電話:028-643-5120

・太陽はどこから昇って、どこに沈むのか。

私がフォローしているfacebookで面白い小噺が目に留まりましたので、紹介させていだ抱きます。


飛騨の高山に住んでいる男と、伊豆の大島から、やってきた男が、江戸の宿屋で同宿したことがあった

やがて二人の、口げんかが始まった

その口論の争点は、「太陽はどこから昇ってどこへ沈むのか」ということについてであった。

飛騨の高山から来た男は、「太陽は山から上って山へ沈むものだ」と主張する。

伊豆の大島から来た男は、「太陽は海から登って海へ沈むのだ」と主張した。

両者は一歩も譲らない。

「山から昇る太陽を ワシはこの目で見てきたんだ。
 うちの父ちゃんも見てきたし、うちのじいちゃんも見てきたんだ」と高山の男が言えば、
伊豆の大島の男は、「うそつくな!オレは海から昇る太陽を この目ではっきり見たんだ。毎日この目で確認してきたんだ」

どちらも、証拠を見てきている。
うそはついていない。

宿屋の主人が、「何事か」と、二階にあがって、ことのいきさつを聞いてみた。

宿屋の主人大笑い
「あんたら、ばかですなぁ。何にも知らんのですね。
 あのね、太陽というのはね・・・
 屋根から上って屋根に沈むんだよ」と言ったという。

経験や学問、環境や才能が違うと、話し合っても、どうにもわかりあえないことがあります。

「話し合えば判る」というが、判るんなら戦争も裁判も要らない
よく話し合えばすむのならそうすればいいのです。

もしこの落語に、現代人が登場して 「本当は、太陽のまわりを地球が回っているんだよ」 てなことを言い出したら、それこそ3人の男に バカ者よばわりされるのは目に見えています。

夫婦といっても、同じ屋根の下に住んではいても 生まれ育った環境は違うし、経験や才能も違います。

「自分の全てを理解してくれ」と相手に要求し合ったら、もうすでにこの落語の口げんかそのものとなりましょう。

同じ屋根の下に暮らす夫婦でも、あるいは血を分けた親子でも、お互い分かり合えないものがあるのですよ、と お釈迦様は説かれています。

 

 

仏教講師、菊谷隆太の『一から分かる仏教(ブッダの言葉)より

 

 

含蓄のあるお話でした。

 

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