昨日「実践!! ファシリテーター養成コース」を皆勤で修了した。
この講座は、宇都宮大学の公開講座で、5月から約半年間にわるコースです。
理論と実践の両面からのアプローチがおこなわれ、実際に自分たちでイベントを企画し実施することも体験できました。
ファシリテーターと言えば、会議の進行役ととらえる方もいるようですが、問題解決や日常のコミュニケーションをはかる上で使える手法が少なくありません。
ファシリテーションとは何かから始まり、
コミュニケーションの技法、
ソリューションの技法、
企画開発力を育成するためのグループ学習法、
プレゼンテーションの技法
自己表現力を鍛えるための技法
効果的な文章作成のための技法
広報・PRの技法
雰囲気作り、アイデア出し、
アイデアをまとめ、企画作りから集め、
振り返りの方法など。
一つのプログラムは2時間なので、アイデアだしや企画作りでは不完全燃焼だった点もありました。しかし、アイデアを出すことや企画を完成することがこのコースの目的ではなく、時間設計、空間設計、関係設計こそが大切であることを学ぶことができました。
ここで言う時間設計とは、順番を決め時間配分しタイム・マネジメントすることです。空間設計とは、話しやすい雰囲気を作るための場づくり、たとえばいすや机の配置、会場設備の準備などです。関係設計はグループ作り、仲間作りに関することです。
サラリーマン時代、振り返りの大切さを教えられよく振り返えさせられましたが、どのように振り返ったらよいのかよくわかりませんでした。振り返りの方法を習った覚えはありません。振り返りにも振り返るコツがあることを、今更ながら知ることができました。
私の好きなNHKの番組に「テストの花道」という番組があります。その冒頭の言葉が気にいっています。「人は『考え方』を手に入れたとたん頭がよくなる生き物である、きみにできないはずはない」という文句です。
「考え方」も「勉強の仕方」や「振り返り」も同様に「技術」あるいは「智恵」と呼べるのではないでしょうか。
これを知っているか知らないかで、日々の選択で進む方向におおきな開きが出てくるように思えます。
東京から通っていた方もいたので、栃木県外の方も受講できるようです。このような公開講座は毎年開かれているかどうかわかりませんが、他で受けたらきっとこの受講料では受講できないでしょう。お奨めのコースです。
詳しくは、宇都宮大学の「地域連携教育研修センター」をご覧ください。
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