婚歴ありの方の中には離婚以外に死別が原因というかたもいらっしゃいます。
私たちのところに相談に来られる方は、悲しみと上手につきあえるようになった人がほとんどですが、そういう人を元気づけるヒントが得られるのではないかと「自死遺族支援のファシリテーター」の研修を受講してみました。
その中のワークショップの一つに、二人三脚になり、一人が目隠しをして歩くというものがありました。話ができるうちは何とかなりました。一二、一二と号令をかけ合いタイミングを取り前に進むことができました。中には他の人と接触するのが苦手な人もいるようでしたが。
次に言葉を交わしてはならないというルールでは、意思の疎通がうまくできず難儀しました。さらに、4人5脚となるとだんだんペースが合わなくなり前に進めなくなる時もあり、人の様子を観察し相手のペースに合わせる大切さを気付かされました。
ペースを乱されるいい気持はしません。こういう時は、自分の都合を脇に置き相手に寄り添えればいもちも落ち着き、共感力が養われそうです。
現在、私の親兄弟はこの世にいますが、いついなくなるか分かりません。
身内を亡くす喪失案はいずれやってきます。他人事ではありません。
少子化の影響で兄弟姉妹のいない人も増えています。未婚者は親がいなくなったら天涯孤独です。(親しい親せきや友人がいれば別ですが)
そういった喪失感を埋めてくれるのは、伴侶や子供です。
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