今日から11月ですが、2日後の11月3日は旧暦の10月1日、神無月の始まりです。
全国の神様が出雲に集まるので、その他の地域からは神様がいなくなることから神無月(出雲では神在月)と呼ばれています。
ところで神様は何をしに出雲に集まるのかご存知ですか?
諸説ありますが、一説には出雲に神が集まるのは「縁結びの相談」のためとされています。
出雲大社に祭られている大国主命が生きとして生けるものの幸栄のために「むすび」の霊力を授かっているからです。
この「縁結」とは男女の縁はもちろんですが、さまざまな人と人、人と物などのあらゆるつながりである「むすび」を意味しています。大国主命を〝縁結の大神様〟とされているのは、神々の会議の主宰者だからです。
出雲大社では旧暦10月10日の夜に「神迎神事・神迎祭」、旧暦10月11日から17日までの1週間は「神在祭」を奉仕しています。
今年(2013年)も神在祭の中の日(旧暦10月15日=本年は11月17日)と神在祭最終日(旧暦10月17日=本年は11月19日)の2回にわたり「縁結大祭」が執り行われます。
参列定員は2000人、応募締め切りは11月10日までです。
詳細は
出雲大社社務所 ℡0853-53-3100(代表)
へお問い合わせください。
今年は伊勢神宮(20年ごと)の式年遷宮と出雲大社(60~70年ごと)の大遷宮がシンクロした年です。
日本はこの式年遷宮により定期的に清められているという考えもあります。
日本は世界に例を見ない清めの文化を持ち、大晦日には家を掃除し清めたり、厄年にはお祓いをします。1日の終わりの入浴でリラックスするのも清めの一種かもしれません。
今年は二つの遷宮で日本中、いや世界が清められ、新たな世界が再建され始める年となることでしょう。
それを成し遂げるのは、私たちみんなの志なのかもしれません。
男女の縁に限らず、多くの人々に素敵な縁がありますように。
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