宇都宮城の釣り天井事件は、講談や歌舞伎で取り上げられTVドラマにもなっています。
第2代将軍、徳川秀忠の暗殺を謀ったという疑惑をかけられ、下野国宇都宮藩主の本多正純が流罪となった事件です。
実際には釣り天井の仕掛けは存在せず、将軍秀忠やその側近に疎まれた正純が陰謀により罪をかぶらされてと言うのが真実のようです。
その後近代になって、戊辰戦争で大部分が焼失し、明治には城郭の一部が民間に払い下げられ、戦後の復興計画で水濠も埋め立てられ面影はなくなってしまいました。
現在は本丸の一部(清明台櫓、富士見櫓と土塁)が平成19年に復元され、城址公園となり、夜はライトアップされてきれいです。写真は9月に妻とナイトデートをしたときに写したものです。
個人的には、二荒山神社や宇都宮中央郵便局へつがる本丸西通りから見る本清明台櫓が気にいっています。土塁の角にある櫓なので、写真のように魚眼レンズで撮ったように写るのが面白い。
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