日本人は西暦の生年月日で年齢を数えますが、中国人は誕生日ではなく春節(中華圏の旧暦の正月)で年齢を数えます。
しかも満ではなく数えでかぞえるので、1月に生まれた人は春節を迎えると2歳という計算。
日本では、生後2カ月か3カ月です。
実際は、歩けるようになるまでは、「何歳?」とは聞かず、「何か月?」と尋ねているようです。
日本は西暦を使用しているので、元旦は1月1日ですが、春節は旧暦なため西暦では毎年日にちが違います。「今年の元旦(春節)は何日ですか?」という質問もよくあります。
同じように、旧暦で誕生日を祝う人は西暦の毎年誕生日が変わります。
西暦と旧暦を併用したカレンダーをうまく利用しています。まるで摂氏と華氏のメモリのある温度計のようなものですね。
お相手に年齢を尋ねるときは、2歳若く見るか、干支や西暦の誕生日を尋ねるのが間違えないようです。
一方、中国人にとっては日本の年号が難しいようです。
昭和何年とか平成何年とか。
そういう人には
「大正は11年、昭和は25年、平成は88年を西暦に足せばいいんだよ」と教えています。
覚え方は「いい(11年)二号さん(25年)のパパ(88年)」
※昭和35年+25年=60年(1960年)
平成25年+88年=113(2013年)
日常では縁のない暦ですが日本には皇紀という紀年方があります。初代天皇(神武天皇)が即位した年を元年とするものです。皇紀は西暦に660年を足します。したがって今年2013年は皇紀2673年になります。
日本のように戸籍が整備されていて、誕生日が記録されている国は多くないようです。春節を機にみんなで一斉に歳を取るのも合理的ともいえます。
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