相談会や相談所に来られる方で、どこかに自信を置き忘れたような方を見ることが少なくありません。
親や周囲の人に言われるままに生きてきたのでしょうか?
過去に失敗したことで、自分の価値を見失ってしまったのでしょうか?
結婚するには勇気と覚悟が必要です。
(もちろん、でき婚や、なりゆき婚まど自分の決意によらない結婚もありますが)
親離れをし、パートナーを決め、家庭を持つには勇気が必要なのです。
その方が、いい結果が得られるからです。
では、「勇気」とは何なんでしょうか?
強者に立ち向かうことでも、危険を冒すものでも、命を惜しまないことではありません。
アレクサンダー・ロックハートは「勇気とは、恐怖心を抱いていないことではなく、 恐怖心を抱いていても行動する度胸があることだ」と言っています。
アドラー心理学では
・勇気とは、リスクを引き受ける能力
・勇気とは、困難を克服する努力
・勇気とは、協力できる能力の一部
と定義しています。
※ここでいう「リスク」とは、「危険」や「危機」という意味よりも、「不確実なこと」を指します。
勇気があれば、適切な判断が下せ、それによって効果的な結果を得ることができるようになります。
ルドルフ・ドライカースが「勇気」についてこう語っています。
勇気は、自己勇気づけの産物で、それは生きることに最も活力を与える。
勇気がありさえすれば、ある状況下で、ある課題に対して我々の持ち味をフルに活用できる。
自分自身の価値を証明することだけにエネルギーを浪費するようなことがなければ、我々は有益な目標に没頭できる。
失敗を期待するようなことがなければ、必要に応じて適切に判断できる。
勇気は、自己信頼の具体的な表れであり、自分自身の能力を堅く信じることから生まれる。
勇気は蛮勇や無鉄砲とは異なる。
勇気は、責任感や所属管に相互に関係している。
なぜなら、勇気は、人生が我々のために準備しているかもしれないあらゆることに対処する能力があるのだという確信を反映しているからである。
勇気の反対が諸悪の根源である恐れである。
勇気があれば、身体的な強み、知的な活力、感情の持久力、創造的なイメージ力をフルに使える。
勇気があれば、我々自身と他者が平和に暮らせるようになる。
なぜなら、他者はもとより自分自身のことをもはや恐れることがないからである。
「勇気とは何か」を知っただけでも、少しは勇気を持つことができるようになったのではないでしょうか?
私たち仲人の仕事は、結婚したいのにできないという人に勇気を与えることなのかもしれません。
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