宇都宮の隣の市、さくら市喜連川に「瞑想の森」がある。
本来は7日間のコースなのだが、カウンセラーとして1泊2日の体験をさせてもらった。
部屋の一隅に二つ折り屏風を立て、その中で楽な姿勢をとり、外からの情報を遮断して、1日15時間、ひたすら自分自身を見つめ続ける。
座禅や瞑想と内観法の違いは、前者は「雑念を打ち消す」ことに対し、後者は「他人にした行為を、相手の立場に立って反省する」こと。
具体的には、特定の身近な人をひとりずつ想起の対象としてあげ、その人と自分の関係を自分史をめくるように年代順に時系列を追って、相手の立場に立って調べていく。母親から父親、そして兄弟や配偶者へと順繰りに想起していく。
調べるテーマとしては、①「していただいたこと」②「してかえしたこと」③「迷惑をかけたこと」の3つのテーマ。
1時間半から2時間ごとに面接者が来て、「今の時間は、誰に対して、どんなことをお調べになりましたか?」と尋ねる、ここで答えを発することによって、区切りがつき、次の年代に行きやすくなる。
「親に何もしてもらえなかった」という人も、していただいたことを思い出す。
5日、6日目から心に劇的な変化が起こることが多いらしい。(今回は1泊2日だったので、これは人の体験談です)
下は小学5年生、上は70歳位までの方がいらっしゃるそうです。
自分を知って、自分をよく整えることができるので、周囲との関係、特に親子関係の改善に働く技法です。
自己変革・自己実現を図りたい方は7日間のコースをお勧めします。